末梢血の赤血球に輪状体が濃厚感染している。一つの赤血球に複数の輪状体が観察される。大脳の基底核・内包・脳梁・視床・視床下核に点状出血を認める。顕微鏡的に、毛細血管内に黒色のマラリア色素が沈着する赤血球が充満し(矢印)、血流うっ滞を誘発する。これが、点状出血を伴う脳症の成因である。