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ISBN978-4-88378-653-4
病態生理の理解に基づく 心臓血管外科の基本知識と患者ケア
商品説明
仕様:176ページ/B5判/定価(本体 2,800円+税)/2017年8月発行
監修:新田 隆 (日本医科大学付属病院 心臓血管外科教授)
執筆:新田 隆(日本医科大学付属病院 心臓血管外科教授)
森嶋素子(日本医科大学付属病院 心臓血管外科助教)
細萱順一(日本医科大学付属病院SICU・SHCU,現・東京都健康長寿医療センター),急性・重症患者看護専門看護師
【目 次】
序章 心臓血管外科の歴史
1心臓は最後にメスが入った臓器
古代のエジプトや中国では心臓が中枢/心臓が止まると生きていけない/世界初の心臓血管外科手術はわずか60年前
2低体温と人工心肺が心臓血管外科を可能にした
人工心肺装置とは/それでも高い死亡率/心筋保護で生存率が飛躍的に向上/今や心臓血管外科は一般的な手術
第1章 心臓の解剖生理と看護に役立つ基礎知識
1心臓血管外科手術の特殊性
少し前まで心臓が止まっていた/低体温の状態にいた/看護に求められる解剖と生理
2心臓の解剖
位置と外観/血液の流れと弁の動き/冠動脈/弁膜/刺激伝導系
3末梢循環の調節
自律神経系/内因性カテコラミン/心拍出量/酸塩基平衡/電解質異常
4呼吸機能障害
5術後脳神経系合併症
第2章 術前の患者把握と指導
1術前に確認しておくこと
病気の病態生理をイメージ/精神状態と社会環境も把握/予定術式の理解/術後の問題点を予測/術後状態の客観的評価
2退院に向けて
リハビリテーション/自宅での受け入れ状況/服薬の確認/各種書類の確認
第3章 術後管理の実際
1術後管理の流れと基本概念
手術室の状況を把握する/ICUでのチェックポイント/術後管理で目指すもの/ICU退室
2ICU入室(モニタリングを中心に)
ICU入室/モニタリング
3術後管理の目標と患者の特徴
術後早期患者の特徴
4一般的な早期術後管理
ICU入室時/復温期/循環動態安定/人工呼吸管理/鎮痛・鎮静/抜管の基準
5術後合併症
出血/低心拍出量症候群/周術期心筋梗塞/不整脈/脳梗塞/術後の急変
6補助循環装置
大動脈内バルーンパンピング(IABP)/経皮的心肺補助(PCPS)
第4章 術後管理で使用する薬剤
1術後管理の基本概念
2循環作動薬
カテコラミン/PDEⅢ阻害薬/血管拡張薬/β遮断薬/抗不整脈薬
3鎮痛薬
麻薬/麻薬拮抗性鎮痛薬
4鎮静薬
ミダゾラム/プロポフォール/デクスメデトミジン
5抗凝固薬
弁膜症術後/冠動脈バイパス術後
第5章 心臓血管外科手術の周術期管理(種類別)
1心臓血管外科手術の患者
対象患者と患者数
2冠動脈疾患の周術期管理
症例数と死亡率/事例検討Aさん
3弁膜疾患の周術期管理
症例数と死亡率/心臓の解剖/事例検討Bさん/人工弁/合併症
4大血管疾患の周術期管理
解剖/分類/術式/神経学的合併症の管理
5合併症の予防・管理
侵襲の経過の理解/循環管理/呼吸管理/神経・意識管理/血糖管理/疼痛管理
6感染管理
手術部位感染(SSI)とは
7リハビリテーション
リハビリテーションの効果/多職種アプローチ/心臓リハビリテーションのスケール/心臓リハビリテーションの流れ
コラム
朝起きてトイレに行くことが多い理由
術後高血糖対策(日本医科大学付属病院での例)
大動脈弁狭窄症の患者さんに対するリハビリテーション
索引
[商品コード ] 653
ISBN978-4-88378-653-4
病態生理の理解に基づく 心臓血管外科の基本知識と患者ケア
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3,080円(税抜価格2,800円)