全科に必要な栄養管理Ｑ＆Ａ
−初歩的な知識から NSTの実際まで−［改訂版］

定価：（本体 3,800円＋税）
仕様：ＡＢ判　本文250頁

編集：東口高志
（藤田保健衛生大学医学部 外科学・緩和ケア講座 教授）

【目　　次】
I　総　　論
1．栄養状態と栄養管理
　Ｑ１　 栄養状態って何のこと？
　Ｑ２　 栄養状態が悪くなるとどうなるの？
　Ｑ３　 栄養状態はどうすれば把握できるの？
　Ｑ４　 栄養管理はなぜ必要なの？
　Ｑ５　 栄養管理はどんな患者さんに行うの？―特に低栄養状態を中心に
　Ｑ６　 カロリーはなぜ必要なの？
　Ｑ７　 蛋白質はなぜ必要なの？
　Ｑ８　 脂肪はなぜ必要なの？
　Ｑ９　 糖はなぜ必要なの？
　Ｑ10　ビタミンはなぜ必要なの？
　Ｑ11　微量元素はなぜ必要なの？
2．栄養アセスメント
　Ｑ12　栄養アセスメントって何？
　Ｑ13　身体計測って大切？
　Ｑ14　血液検査でわかる栄養指標は？―その解釈上の注意点は？
　Ｑ15　血漿蛋白（ TP & Alb ）で何がわかるの？
　Ｑ16　RTP って何？
　Ｑ17　アミノ酸分析で何がわかるの？
　Ｑ18　血中脂質で何がわかるの？
　Ｑ19　尿中窒素および窒素化合物って何のこと？
　Ｑ20　エネルギー消費量は測定可能？
　Ｑ21　栄養に関する免疫学的指標は？
　Ｑ22　栄養状態の総合的評価なんてできるの？
3．投与カロリー
　Ｑ23　一日必要カロリーはどう計算するの？
　Ｑ24　ハリス・ベネディクトの式って何？
　Ｑ25　活動係数（アクティビティ・ファクター）って何？
　Ｑ26　侵襲因子（ストレス・ファクター）って何？
4．投与水分量と電解質
　Ｑ27　身体の水分量は？―生体内の水分分布も含めて
　Ｑ28　一日の必要水分量はどうやって計算するの？
　Ｑ29　尿量と水分投与量との関係は？
　Ｑ30　電解質の一日必要量は？
　Ｑ31　体液喪失と電解質補給の関係は？

II　栄養素の投与
5．投与蛋白（アミノ酸）
　Ｑ32　一日蛋白必要量はどう決めるの？
　Ｑ33　侵襲時・感染時の蛋白投与法は？
　Ｑ34　慢性腎障害時の蛋白投与法は？
　Ｑ35　肝障害時の蛋白投与法は？
6．投与脂質
　Ｑ36　一日必要脂肪量は？
　Ｑ37　投与する脂質にはどんなものがあるの？
　Ｑ38　経静脈栄養での脂肪の投与速度は？
7．投与糖質
　Ｑ39　一日糖質投与量はどう決めるの？
　Ｑ40　血糖値のコントロールの方法は？
　Ｑ41　高血糖・低血糖どちらが危険？
8．投与ビタミン
　Ｑ42　ビタミンの一日必要量は？
　Ｑ43　水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの違いは？
　Ｑ44　ビタミン欠乏症と過剰症にはどんなものがあるの？
9．投与微量元素
　Ｑ45　微量元素の一日必要量は？
　Ｑ46　微量元素は身体のどこにあるの？
　Ｑ47　微量元素に欠乏症・過剰症ってあるの？

III　栄養管理法の実際
10．栄養管理法（投与ルート）
　Ｑ48　栄養管理法（投与ルート）にはどんなものがあるの？
　Ｑ49　栄養管理法はどのように決めるの？
　Ｑ50　長期の絶食はなぜいけないの？
　Ｑ51　PEG って何？
　Ｑ52　PEG の合併症は？　対策は？
　Ｑ53　PEG 導入パスって何？
11．末梢静脈栄養法（ PPN ）
　Ｑ54　末梢静脈栄養法はどんな患者さんに行うの？
　Ｑ55　末梢静脈栄養にはどんな方法があるの？
　Ｑ56　末梢静脈ルートの取り方は？
　Ｑ57　ヘパリンロックは安全？
12．中心静脈栄養法（ TPN ）
　Ｑ58　中心静脈栄養法の適応は？
　Ｑ59　中心静脈のための輸液調剤法は？
　Ｑ60　中心静脈栄養法の合併症とその対策は？
　Ｑ61　中心静脈ルート挿入部の消毒法は？
　Ｑ62　クローズド・システムって何？
　Ｑ63　中心静脈フィルターの役割は？
　Ｑ64　在宅中心静脈栄養って何？
13．経腸栄養法（ EN ）
　Ｑ65　経腸栄養の適応は？
　Ｑ66　経腸栄養法にはどんなものがあるの？
　Ｑ67　経腸栄養剤の種類は？
　Ｑ68　経腸栄養の導入方法は？
　Ｑ69　経腸栄養の合併症とその対策は？
　Ｑ70　在宅経腸栄養とは？
14．経口栄養法
　Ｑ71　段階食って必要？
　Ｑ72　ハーフ食って何？
　Ｑ73　一般食と特別食はどう違うの？
　Ｑ74　世界の術後食って？
　Ｑ75　食欲を増進させる方法ってあるの？

IV　栄養サポートチーム（NST）
15．栄養サポートチーム（NST）
　Ｑ76　栄養サポートチーム（NST）って何？
　Ｑ77　NST の目的と役割は？
　Ｑ78　NST は実際にどんなことをするの？
　Ｑ79　NST における看護師の役割は？
　Ｑ80　NST 活動の効果は？
　Ｑ81　NST と他のチーム医療との関係は？
　Ｑ82　NST と医療安全管理との関係は？

V　症候別栄養療法
16．栄養療法と感染対策
　Ｑ83　栄養状態と感染の関係は？
　Ｑ84　栄養療法で院内感染は減少するの？
　Ｑ85　Immunonutrition って何？
17．栄養療法と褥瘡
　Ｑ86　栄養状態と褥瘡との関係は？
　Ｑ87　創傷治癒は促進できるの？
　Ｑ88　褥瘡ケアにアルギニンは本当に効くの？
18．栄養療法と摂食・嚥下障害
　Ｑ89　口腔ケアはなぜ必要？
　Ｑ90　摂食・嚥下障害患者に対する栄養管理は？
　Ｑ91　摂食・嚥下障害食って何？
19．栄養療法と呼吸障害
　Ｑ92　栄養療法で呼吸機能を改善できるの？
　Ｑ93　栄養療法による肺炎の防止は可能？
20．栄養療法と肝障害
　Ｑ94　肝障害患者の栄養管理とは？
　Ｑ95　夜食（Late Evening Snack：LES）で肝障害を改善できるの？
21．栄養療法と腎障害
　Ｑ96　栄養療法で腎障害を改善できるの？
　Ｑ97　透析患者の栄養管理の注意点は？
22．栄養療法と運動障害
　Ｑ98　NST活動は運動機能の回復に有用？
　Ｑ99　栄養管理でリハビリ効果はアップする？

VI　ケース別　栄養管理
23．末期がん患者の栄養管理
　Ｑ100　末期がん患者に栄養補給は必要？
　Ｑ101　在宅ホスピスケアの栄養管理とは？
24．生活習慣病と栄養管理
　Ｑ102　生活習慣病と栄養との関係は？
　Ｑ103　栄養管理で生活習慣病を改善できるの？
25．小児の栄養管理
　Ｑ104　小児の栄養学的特徴は？
　Ｑ105　小児の栄養療法の注意点は？
26．高齢者の栄養管理
　Ｑ106　高齢者の栄養学的特徴は？
　Ｑ107　高齢者の栄養療法の注意点は？
27．地域医療と栄養療法
　Ｑ108　栄養療法の普及で地域医療はどう変わるの？